架線柱ファン〜鉄道架線柱はアートです~

陰ながら電車を支える鉄道架線柱には歴史と美しさがある。そんな架線柱に貴方も注目してみませんか?

JR京葉線の架線柱1

JR京葉線の単線架線柱の独特なビームを観察

 

芸術性が高く奥が深い(と私は思っている)鉄道架線柱のアート的な魅力に注目し、今回は千葉県のJR京葉線から、海浜幕張駅付近で見かけることができるどこか独特な形状の架線柱を取り上げます。

 

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幕張メッセオフィスビル、ホテルなどが建ち並ぶ幕張新都心を貫くJR京葉線はじつは単線路線、というわけではありません。海浜幕張駅から新習志野駅間はJR東日本車両センター、いわゆる車両基地があり、車庫に出入りする車両との平面交差を避けるために上下線で線路が分離しています。高架線は東京方面へ向かう上り線の線路というわけです。奥にはたくさんの通勤電車たちが今か今かと次の出番を狙ってそわそわしている光景が見られます。

 

この高架線の架線柱に注目してみましょう。ぱっと見よくある単線型のVトラスビームに見えます。この写真を見ただけですぐに違いが分かる方はさすがです。

 

一般的なVトラスビーム型架線柱と比較してみましょう。

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下の写真は先ほどの京葉線の架線柱の別写真です。

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横から見るとビームがペラペラなのが特徴的です。

 

違いが分かりましたか?この架線柱は遠くからの見た目は一般的なVトラスビームに見えますが、近づいてよく見てみると上段のビームはV型のトラス構造ではなく、なんとペラペラで1枚構造のシンプルなつくりになっています。単線幅だと上部ビームは1枚でも強度的に問題ないのでしょうが、一般的なVトラス型との細かい違いが横から見るとよく分かります。似て非なる構造の架線柱はとても興味深く、おもしろいですね。え、全然おもしろくないですか?でも同じタイプのものでも細部が異なっていたりするので、それを発見していく楽しみもあると思います。

 

機会あるごとに日本各地の鉄道の架線柱を調査して回ることが目標ですが、一つの路線だけみてもかなりのバリエーションがあり、記録に残していくことが非常に楽しみです。大変奥が深い鉄道架線柱の世界、私の視点で今後もどんどん調査していきたいと思います。

 

 

(2018年9月公開・2019年2月記事移転)